介護施設の方へ 本当の口腔管理とは
介護事業施設の方、また入居者の方へ
最近は訪問歯科診療の普及により口腔の状態は大幅に改善されています。
一方で、お口全体を見る目がない診療により、多くの口腔疾患が見落とされており、
口腔のQOLが低下したままの高齢者が多いことも事実です。
虫歯、入れ歯の管理はもちろんのこと、お口の粘膜(頬、舌、歯肉など)にも目を向けてもらい
本当に苦痛な点はどこなのか、異常はないのか? など訪問歯科医師に問い合わせください。
口腔ケアとは、単なる清掃ではなく、話す・食べることをよりよくするための機能回復です。
訪問している歯科医師は、内科的知識の習得も必要となっています。
歯肉・顔の腫れ 急性症状の対応について
歯肉や頬、顎の下などに痛み、腫れがあり放置していると
その後大変な状態になることもあります。
日々の忙しさのあまり、当院でも症状が悪化してからの受診が非常に増えています。
ご自身の判断で鎮痛剤等で様子を見ずに、一度近医を受診した方が良いでしょう。
膿を出す処置、抗菌薬による治療等が必要になることもあります。
また、上記のような症状に対して対応・診断できない医院があることも事実です。
受診しているにも関わらず、数日で改善傾向が見られない、根本的な治療が
行われていない場合などは転院の必要もあるでしょう。
かかりつけ医と十分相談の上、専門医療機関への受診を検討してください。
高齢者向け口腔管理 お口の健康管理は出来ていますか?
最近、高齢者の方々の口腔管理状態不足による問題が数多く見られます。
抜歯すべき歯が残っていてそれに伴う痛み、腫れがあったり、
あっていない義歯を長年使用してお口の粘膜が傷だらけになっている方など。
抜歯を勧めない、出来ない歯科医師による治療が今になって問題となっています。
結局無理に残していた歯が炎症を起こし、食事摂取も出来ない状態で来院される方が
増えています。
今一度かかりつけ医にご相談ください。
口腔の健康管理は、食事摂取、会話、その他日常のQOL向上に必要な事項です。
ご家族の方を含め、お口の健康管理について考えてみてください。
杉並区 高齢者支援センター 講演概要
9月11日(木)に杉並区高齢者支援センターにて
「お口から健康を考える ―口腔ケアから口腔がんまで―」と題して
一般区民向けの講演会を行いました。
介護の需要がより一層高まる中、要介護状態への予防、そして要介護の状態悪化を
防ぐために口腔管理が重要となってきております。
「口腔清掃」から「摂食嚥下の機能訓練」に至るまで、口腔ケアの必要性が
益々重要視されています。
また、口腔疾患には単なる虫歯・歯周病のみならず、
「口腔がん」をはじめとする重篤な疾患・病態が存在することも理解しておく
必要があります。
国民の理解も含め、歯科医師内においてもまだまだ周知徹底されていないこともあり、
今後の課題の一つであると思われます。
がん治療 術前にお口の状態をチェックしましょう!
様々な部位のがん治療を行う前に口腔の管理をきちんと済ませておくことが重要です。
特に、抗がん剤(化学療法)や放射線治療を行う前には、歯はもちろんの事、歯肉や舌、粘膜など
清潔な状態にしておく必要があります。
それは、治療後に合併症として口内炎、口腔乾燥などが出現し、お口の状態を悪化させることが
あるからです。
そして、がん治療後には満足に経口摂取が出来なくなることもあり、
術前に良い状態を保っていることが重要です。
がん治療術前・術後の口腔管理でお困りのある方は、
是非一度お口の検診を受けてください。
歯科医師の役割は上記の事も含まれています。
決して「インプラント、虫歯予防、歯周病」だけではありませんので、
かかりつけ医にご相談を!
親知らず(智歯)の抜歯,予約・キャンセル料について
当院では原則、初診時での抜歯処置は行っておりませんので予めご了承ください。
(状態、時間により施行できる場合もあります。)
お電話にて御確認ください。
一度ご来院頂き精査した上で、日時を決定します。
これは、個々で歯の生え方・症状が違うためです。
つまり、他人の意見はほとんど参考にならないということです。
まずは、ご自身の状態・術後に考えられる症状などを御説明します。
また、抜歯予定の無断キャンセルは、後日キャンセル料【5000円】をご請求する場合もあります。
日程等、十分にご考慮の上、ご予約ください。
親知らずの抜歯などの口腔外科処置は平日18:00以降、および土曜日は行っておりません。急性の消炎処置は除きます。詳細な症状などお気軽に御相談ください。 また
当院では、難抜歯、口腔粘膜疾患など、口腔外科処置のみの御紹介も受け付けております。 紹介状持参の上、ご連絡ください。
小児の口腔・顔面外傷 歯やお口のけが
子供の転倒事故による外傷ですが、受診する医院が見つからず時間が経ってからの
来院が増えています。
地域・自治体にも告知していますが、まだ十分に認知されておらず、
当院としても困惑しているところです。
学校保健指導の先生方にとっても対応に迷われている話も聞きます。
当院では積極的に啓発活動を行っております。
詳細・対応法などご説明(講演も含む)させて戴きますので、
ご不明な点等、問い合わせメールにて御連絡戴ければ幸いです。
インプラント基本手術 DVD発刊のお知らせ
今回、インプラントの基本的手術内容を収録したDVDを作製しました。
インプラント治療のあり方が問われる中、基本に忠実になり、
手術手技をマスターして頂きたいとの思いから作製した初級者向けのDVDです。
また、これから治療を受けようか迷われている患者様も参考になるかもしれません。
下記より詳細、サンプル動画閲覧可能です。
[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=k2gs4NX8_SY”]
お口の中の”できもの”! まずは検診を!
“がん”ではないか! と心配され当院に来院されるもので
多い症例を御報告します。
これは、舌の下方、口底部にできる粘液貯留嚢胞(がま腫)というもので、
中に唾液成分が貯留した袋状のものです。
悪いものではありませんが、症状を繰り返しやすく、症例によっては全身麻酔で
摘出する事もあり面倒になることもあります。
小児から成人まで発症しますが、比較的小児に多く見られます。
食事摂取がやや困難になることもあります。
その他、粘液嚢胞には、唇や頬の粘膜にも発症します。
気になる”できもの”がありましたら、
まずは一度、かかりつけの先生に御相談ください。
インプラント治療の適否・誇大広告について
インプラントに関する様々な情報・広告が氾濫している中、本当の情報がわからないのではないでしょうか?
まずはかかりつけの先生に相談してみることです。
そこで適応があるか、そこの医院で対応可能かなど、 聞いてみることでしょう。
合併疾患があったり、服用中のお薬がある場合なども報告すべきです。
また、様々な安心?を提供しているかのような誇大広告ですが、
代表例として
・インプラント専門医? (インプラントメーカー名+認定医) ・(国際インプラント~認定)など
これは全くもって専門医でも何でもありません。 少なくとも国は認めていません。
メーカー名を羅列した経歴が最も未熟な例です。 (単なる講習会の参加証です)
・治療経験20~30年? 経験本数何千本?
そこまで過去に安全な治療法は確立されておりません。 どこで技術を修得したのか疑問です。
・CT完備 無料撮影
最近特に多い広告ですが、当然必要なことで宣伝するものではありません。
また、撮影しているから安全にできるというものではありません。
画像を読影できる幅広い知識・そしてそれを元にした手術技術があるかどうかです。
現在、インプラント治療に対する国民の不安・不信感は高まり、非常に残念な事です。
広告に惑わされ、残念な結果になっていることも事実です。
是非御検討中の方は、信頼出来るかかりつけの先生に相談して、本当の現状・適否を聞いてみてください。
当院治療例の報告
上顎の場合は、術前に鼻症状の有無を確認することも重要です。
術後のCT所見でも上顎洞の状態は問題ありません。
上顎左側インプラント治療・ソケットリフト併用例
千人町歯科 八王子 口腔外科・インプラントクリニック