CAD/CAM冠ハイブリッドセラミック(一部保険適用)
CAD/CAMという機械で削り出してつくる白い被せ物を一部保険適用で診療が受けられます。
セラミックスの「美しさ・強さ」とレジン(歯科用プラスチック)の「耐衝撃性・粘り」合わせた人工の歯です。従来のレジンよりも丈夫な素材を使用しているので、割れにくいです。
真ん中から4番目と5番目の第一小臼歯と第二小臼歯に保険適用できます。さらに、金属アレルギーと診断された人に限り、真ん中から6番目と7番目にあたる第一大臼歯と第二大臼歯にも保険適用することが可能となりました。
また、厚生労働大臣が定める施設基準に適合していると認可された歯科医院でのみ治療ができます。
保険が適用されれば3割負担で8,000円~9,000円程度と、銀歯が3,500円程度であることを考えても大変おすすめとなっております。
当院は、CAD/CAM冠を施行・推奨しています
CAD/CAM冠を施行・推奨している医院は限られています。
自費のみ施行の医院とは違い、当院では自費材料と比較、メリット・デメリットを納得した上で、選択して頂いております。8割の方は保険材料を選択しています。
CAD/CAM冠(保険材料) | ジルコニア冠 | |
---|---|---|
審美性 | 〇 | ◎ |
耐久性 | △ | ◎ |
費用面 | ◎ | △ |
身体へのやさしさ | 〇 | ◎ |
おすすめ度 | 〇 | ◎ |
CAD/CAM冠は保険治療で、その適応範囲も広がりました。
「小臼歯、大臼歯のみならず前歯にも適応」になり、その有用性が増しています。
当院では、無理に自費材料のみを勧めることはなく、適応があれば保険材料での治療を施行しています。
適応になるかどうかはご相談ください。
CAD/CAM冠のメリットについて
審美性
天然歯に近い透明感とツヤのある仕上がりになります。プラスチックが着色などで変色しやすいのに対し、表面が滑らかで汚れやプラークがつきにくいため、美しい白さを長く維持できます。ただ、単色のみのため、色調はオールセラミックほどはよくありません。
金属不使用
金属不使用のため、金属アレルギーを起こしたり、金属により歯肉が黒ずんだりする心配が少なくなります。
硬さがちょうどよい
歯質と同じくらいの硬さなので、噛みしめたりしたときの歯や骨にかかるダメージを吸収し、破折に強い素材です。ただ、レジン(歯科用プラスチック)を含んでいるので、オールセラミックほどの耐久性はありません。また、かみ合わせによってはつけられない場合もあります。
価格
条件を満たせば、健康保険が適用され、安価で治療を受けられます。
※健康保険の適用外の場合は自費診療となります。